HIGHT QUALITY高度で緻密な圧延制御で、より高品質に、精密に
近年、薄板の冷間圧延は、より薄く、より高精度な高品質製品が求められています。
私たちは、圧延機メーカーのイノベーターの名に恥じず、常に一歩先を見据えた技術開発に取り組んでいます。板厚精度及び板形状精度の向上による製品の高品質化、設備の高生産性、省力化などの社会ニーズに対応する為に、中間ロールシフト機能、Double AS-U機能などを駆使した、形状制御技術、高度な板厚制御技術を保有しています。
センヂミア20段圧延機及びセンヂミアZ-High圧延機はこれらの技術が集約された設備です。
日本センヂミアの強みは世界各国に築き上げた、緊密なネットワーク。これまで多くの実績を積み上げてきました。
センヂミア20段圧延機
20段圧延機の特徴
20段のロールをクラスター状に配置することにより、ワークロール径の極小化が計られ、硬質材の強圧下圧延および極薄圧延が可能。
新開発技術のDouble AS-U機能および1中間ロールシフト機能により、平坦度の優れた板形状の圧延が容易。
高剛性のゼロクラウンモノブロックハウジング、またはプリストレス スプリットハウジングと高応答性を有する油圧圧下機構の採用により、厚み精度の高い圧延が実現。
プリストレス スプリットハウジングの場合、上ハウジングのオープン量は大きく、操業性が良い。
ワークロールはシンプルな形状でチョックや軸受が無いため、ロール交換が容易。
圧延の最終パスでワークロールを交換することにより、表面光沢の優れた圧延が可能。
構造図
センヂミアZ-High圧延機
Z-High圧延機の特徴
ロールはバックアップロール、中間ロールおよびクラスター状のサイドサポートロール機構を そなえた小径ワークロールから構成され、小径ワークロールにより強圧下圧延および硬質、薄物圧延が可能。 中間ロールのシフトおよびベンディング機能により、平坦度の優れた板形状の圧延が容易。 ワークロールはシンプルな形状でチョックや軸受が無いため、ロール交換が容易。 圧延の最終パスでワークロールを交換することにより、表面光沢の優れた圧延が可能。 圧延材に応じ、ワークロールの材質を種々選択できる。 既存の4段および6段圧延機からZ-Highへの改造が容易。
構造図
センヂミアZ-Wiper
センヂミアZ-Wiperの特徴
小径ワイパーロールにより、良好なワイピングを実現。
ワイパーロールは軸方向に分割されたサポートローラーで支持されており、鋼板上に均一な押し付け力が加えられるため、幅方向均一なワイピングが可能。
コイル毎のワイパーロールの清掃あるいは交換が不要なため、圧延機の生産性が大幅に向上。
設置スペースが極めて小さいため、既設ワイパーとのリプレースが容易に、かつ短期間で行える。